語った言葉が未来をつくる。新年の夢の話
新年あけましておめでとうございます。
盲目のアイマスク講演家・亀ちゃんです。
昨年は、この通信を通じて温かいご縁をいただき、心より感謝申し上げます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
昨年11月、2冊目の本『盲導犬シエルと歩いた幸せの道』~左手にハーネス、右手に夢。2歳と62歳、2人暮らし始めました。~を出版しました。
この2冊目の本が出せたのは、1冊目の出版があったからできたと思っています。
今回は、その一冊目の本を出版した時のお話を少しだけご紹介します。
私は50歳を過ぎたころ、漠然と「死ぬまでに何か一冊、本を残したい」と思っていました。
当時は、それはただの夢で、具体的な計画もありませんでした。
それがいつしか、「60歳の還暦の年に出したい」という、少しだけ輪郭のある夢に変わりました。
そんなある日、仲間が集まった場で「亀ちゃんの講演会を開こう」という話が持ち上がり、トントン拍子で半年後の開催が決まりました。
最後に「講演会のタイトルは?」と聞かれたとき、私はこう伝えました。
「まだ何も決まってはいないのですが、還暦の年に “幸せの入り口屋 いらっしゃいませ” という本を出したい夢があるので、そのタイトルにしてもらえますか?」
すると仲間が「その本、いつ出すの?」と聞いてくれて、私は正直に「まだ何も決まっていません」と答えました。
すると―― 「じゃあ、この講演会を出版記念講演会にしようよ!」
と言ってくれ、場が一気に盛り上がりました。
その瞬間、私の中でスイッチが入りました。
「講演会までの半年間で、何としても本を出さなければ!」
しかし、出版の知識はゼロ。
誰に相談すればいいのかも分かりません。
とにかく、相談できそうな人に片っ端から連絡し、教えを乞いました。
その結果、出版社や編集を手伝ってくれる作家さんに出会うことができ、半年後―― 無事に、一冊目の本を出版することができたのです。
今振り返っても、「よく出せたなぁ…あれは奇跡だったなぁ」と心から思います。
その翌年―― 「昨年は本を出版できた。では今年は何に挑戦しよう?」と自分に問いかけました。
そして、こう自問しました。
「もし、あと1年で人生が終わるとしたら、何をしたい?」
すると、不意に子どもの頃の夢がよみがえったのです。
小学生の頃、友達と「大きくなったら歌手になろう」と言いながら、毎日歌いながら帰っていたあの時間…。
いつの間にか「それは無理」と消し去っていた夢でした。
「歌手にはなれなくても、好きな歌のCDなら作れるんじゃないか?」
そんな小さな夢がふっと湧き上がりました。
そのタイミングで偶然出会った実業家の方に夢を話すと、「その夢、応援しますよ」と言ってくださり、なんと1週間後には「録音スタジオを用意しましたよ」との連絡。
私は驚きつつも、「これから曲を作るので、録音はまだ先になります」とお伝えし、作詞作曲に取り組みました。
こうして生まれたのが、『神様からもらったパズル』という曲です。
そして、念願のCDを作ることができました。
私は講演でよく「夢を叶える3条件」の話をします。
小学生の理科で習った“ものが燃える三条件”をヒントに作ったものです。
夢を叶える3条件
- 夢があること
- その夢を実現させるだけの“熱意の温度”があること
- 夢に期日を設定すること(これが酸素になる)
また、別の本に書いていましたが、「夢は叶わない。でも、目標は叶う」という言葉があります。
夢に期日を入れた瞬間、それは“目標”に変わるそうです。
そして、目標は叶います。
・今年中に10万円貯める
・3ヶ月で1キロ痩せる
・半年で資格を取る
期日が入った瞬間、夢は“現実の行動”へと変わるみたいです。
私も、夢を見つけたときは、まず期日を決め、情熱を高め、実現のための工夫をするようにしています。
皆さんの「今年の夢」は何でしょうか?
ぜひ、夢に期日を入れて、目標に変えて、挑戦してみてくださいね。
私の好きな言葉があります。
「身体は食べたもので作られる。心は聞いた言葉で作られる。未来は話した言葉で作られる。」
人生には、いつだって新しい扉があり、その扉を開ける鍵は、今日、あなたが話す言葉です。
どうか皆さんにとって、今年が素晴らしい挑戦の一年になりますよう、心からお祈りいたします。


