目的を思い出すとき、道は開ける

こんにちは。
盲目のアイマスク講演家・亀ちゃんです。

先月11月9日、『盲導犬シエルと歩いた幸せの道』
~左手にハーネス、右手に夢。2歳と62歳、2人暮らし始めました。~の出版記念講演会を開催しました。
多くの方にお越しいただき、このメルマガを読んで来てくださった方もいて、本当に感激しました。
改めて、心からありがとうございました。

講演では、「なぜ、無理をしてでも本を出したかったのか」をお話ししました。

私はカウンセラーですが、あるとき盲学校の先生に「あんま」をしていただきました。
そのとき「カウンセリングは心をほぐすもの。でも、あんまは心と体の両方を癒すもの」だと感じたのです。
それで盲学校に入りましたが、勉強は想像以上に大変でした。

夜中の2時、血液成分の「エリスロポエチン」という言葉が覚えられず、「オレ、何やってるんだろう」と心が折れそうになったとき、ふと浮かびました。
「この勉強は何のため?」
――試験のためじゃない。資格のためでもない。
本当の目的は、カウンセリングルームで出会うクライエントさんの心と体を楽にするため。

そう気づいた瞬間、力が湧きました。

今回の出版も同じでした。
資金の壁にぶつかり、あきらめかけたとき、再び問いが降りてきました。
「本を出すこと自体が目的なのか?」
――違う。この本を通して、誰かが“幸せの入り口”を見つけてくれること。
それが、本当の目的でした。

原点に戻ると、不思議と心は軽くなります。
そして、人はそのとき、本当に強くなれるのだと思います。

今年も一年、この通信を読んでくださった皆さまに、心から感謝いたします。
そして、この一年を支えてくださったQOLジャパンの皆さまにも、深く感謝いたします。

どんなに道が見えなくても、「なぜその道を歩き始めたのか」を思い出せば、光は必ず見えてくる――
そんな一年でした。

どうか来る年が、あなたの“目的の光”に照らされた素晴らしい一年になりますように。
そして、心の“幸せの入り口”が、ますます広がっていきますように。

今年も本当にありがとうございました。
あたたかな新年をお迎えください。
             亀ちゃん