マイナス×マイナスはプラス! 47歳で気づいた人生の方程式
こんにちは、盲目のウクレレ講演家、亀ちゃんです。
私は47歳の時に、新しい自分に出会えたと思っています。今回は、そんなお話です。
私が小学校低学年だった頃、ある授業参観日のことでした。算数の授業で「分数」を先生が黒板を使って説明しました。私は、その説明を理解できたと思っていました。
しかし、「じゃあ、教科書の問題を解きましょう」と言われ、解こうとしたものの、うまく解けません。考え込んでいると、近くにいた誰かのお母さんが横から「これはこうするのよ」と解き方を教えてくれたおかげで、なんとか解くことができました。
しかし、その時、私は「きっと、あの誰かのお母さんは僕のことを頭が悪い子だと思っただろうな」と、とても恥ずかしい気持ちになりました。それが直接の原因かどうかはわかりませんが、私は「自分は頭が悪い」と思い込むようになったのです。
今なら、頭の良し悪しには「記憶力」や「想像力」、「思考の速さ」など、さまざまな要素があると理解しています。しかし、当時の私は「頭が悪い=記憶できないこと」と信じ込んでいました。そして、47歳になるまでずっと「私は記憶が苦手」という考えで生きてきたのです。
47歳の時、私は盲学校に入学しました。そこで東洋医学を学ぶ中で、体にある「ツボ」の名前と場所を350個以上覚える必要がありました。私は「絶対に無理!」と思いましたが、そんなことは言っていられません。授業では、先生が習ったツボをテストします。
「では、前回のツボ10個を1分で言ってください」
先生はストップウォッチで時間を測ります。正確に答えられたら合格ですが、言えなかった場合は次回までに再び覚え直さなければなりません。生徒たちはみんな必死で努力していました。私も繰り返し練習を重ねました。
そして、ある日気づいたのです。他のクラスメイトは次回持ち越しになることが多い中、私は毎回一発で合格できていることに。「えっ?私は覚えられる人なの?」と、大変驚きました。それが自信につながり、その瞬間からツボの授業は「苦手科目」から「得意科目」へと変わったのです。
その「覚えられるスイッチ」を手に入れてからは、それまでどうしても覚えられなかったカラオケの歌詞など、さまざまなことを覚えられるようになりました。今では、ウクレレのコードと歌詞を100曲以上覚えていますが、それもあの時のスイッチのおかげだと思っています。
もし「亀ちゃんの趣味は何?」と尋ねられたら、少し生意気でキザな言い方かもしれませんが、「自分の弱みやコンプレックスを見つけることです」と答えます。
弱みさえ見つかれば、あとは「どうやって強みに転換できるか」を考えられるからです。
そして、強みに変えられた時の喜びが、とても幸せだからです。
昔、算数の授業で「マイナス×マイナスはプラス」と習いました。マイナスをひっくり返せばプラスになるという理論から、弱点もひっくり返せば強みになることに気づきました。
例えば、「-10×-10」は「+100」になります。「-100×-100」は「+10,000」です。
つまり、弱点が大きければ大きいほど、それを克服した時の強みも大きくなるのです。
これからも、私の中の弱み「できませんブロック」を外し、強みを増やしていきたいと思います。そう考えると、私には伸びしろが無限にある予感がします。 にこっ!


