LOHAS的なライフスタイルとは

さて、今回の話題は「LOHAS的なライフスタイル」についてのお話です。

では、まずLOHAS(ロハス)とは何かを紐解いていきましょう。
LOHAS(ロハス)とは、「Lifestyles of Health and Sustainability」の略語で、直訳すると「健康的で持続可能な生活様式」となります。

ロハスに関する明確な定義はされていませんが、「心身の健康、持続可能な社会や地球環境を無理なく追及する、心豊かに暮らす生活スタイル」の意味で、目先の利益よりも、10年後、100年後の地球を見据えた暮らし方を指します。
ロハス的な思考の根本には、「経済的にも精神的にも無理のない暮らしの中での、地球環境に配慮した生き方」という考えがあります

例えば、環境に配慮してマイバッグやマイカップを持参することはロハス的な生活と言えますが、その際に、「自分が出来る範囲で無理なく環境保全に役立つ生活を送ること」がとても大切になります。
また類似する概念として、「地球の生態系や環境を守るためのライフスタイル」を指す「エコ」という言葉がありますが、ロハスには自身の健康も持続的に保つ「Health(健康)」という意味が含まれることを押さえておく必要があります。
ここがロハスの肝の部分と言えます。

では、具体的にどのようなライフスタイルがロハス的なのかを見ていきましょう!

◯持続可能な経済: 再生可能エネルギー、エコ建築素材・技術、SRI※、代替交通、環境マネジメント、代替・省エネ製品など
※社会的責任投資のことで、市場メカニズムを通じ、株主がその立場・権利を行使して、経営陣に対して企業の社会的責任に配慮した         持続可能な経営を求めていく投資のこと。

◯健康的なライフスタイル: 天然・有機商品(食品・衣料など)、オーガニック、フェアトレード飲食品、地産地消、パーソナルケアなど

◯代替医療:東洋医学、ホメオパシー、予防治療、全体治療、補完医学など

◯自己開発(セルフ・ディベロップメント): ヨガ、禅、瞑想など

◯環境に配慮したライフスタイル: エコ住宅、エコロジーなオフィス製品、有機・再生繊維製品、環境負荷の低い電化製品、エコツーリズムなど

これらを生活の一部に取り入れ、それを無理なく持続的に行うことがロハス的なライフスタイルといえるでしょう。
具体的には、ヨガやピラティス等のエクササイズや、オーガニックな食材を使った食事などを通して健康になろうという行動が挙げられます。
また、スマートフォンやパソコンなどのデジタルデバイスの利用を控えるといったデジタルデトックスや、家庭菜園などによるストレスの緩和も含まれるでしょう。

最後に、日本で開催されているロハスに関するイベントに触れておきます。
【ロハスフェスタ】
⾝体や⼼に優しいことは地球にも優しいことという思いから、「みんなの小さなエコを大きなコエに」をテーマに毎年開かれるロハスフェスタです。
【ロハスパーク】
作った人の顔や思いがみえる手造りの小物や家具、ゆっくりと時間を超えて今も使われるアンティークや、こだわり食材を使った手造りフード&スイーツなどが公園に集まるマーケット。
遠くから家族連れのみんなが集まるような、おしゃれでかわいくエコを実践するイベントです。

環境だけでなく、自分自身の健康にもやさしいLOHASというライフスタイル。
一人ひとりが無理なく実践するLOHAS的なあり方は、「真の持続可能」をつくっていくのかもしれません。
あなたも、地球環境や自分自身にやさしく、そして無理なく、持続的に行えるロハス的なライフスタイルを実行してみませんか!

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