街の小ネタで地域活性化へ

さて、今週の話題は、地域の魅力を再発見! まちの“小ネタ”を共有するアプリ「Loupe(ルーペ)」のお話しです。

株式会社NTTドコモ(以下、ドコモ)、株式会社Relic、株式会社ハウスカの3社は、まちの“小ネタ”共有アプリ「Loupe(ルーペ)」を共同で企画・開発しました。

このサービスは、ドコモが外部有識者との共創により新規事業を創出するプログラム「39works」から生まれたサービスです。
このサービスは、2022年2月18日(金)から、首都圏の東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県で本格展開を開始しました。
このアプリで、自分のまちの魅力を共有・再発見することができます。
では、まちの“小ネタ”共有アプリ「Loupe」を詳しく見ていきましょう!

【地域の魅力を再発見! まちの“小ネタ”を共有するアプリ】「Loupe」は、地域で生活する人々のさまざまな興味や関心(“小ネタ”をマップ(位置情報)と画像を共有するソーシャルサービスです。
従来の地図情報サービスや地域情報共有サービスとは異なり、居住地域や職場がある「あなたのまち」の“小ネタ”や地元の店舗情報などが投稿されるので、そこの住人にとっては知っているようで知らなかった発見が次々出てくるかもしれません。
「食べる」「名所」「イベント」など、さまざまなカテゴリがあるので、興味のあるスポットを効率良くチェックできるでしょう。
また、Googleマップとの連携機能が搭載されているので、気になったスポットにはナビゲーションを活用して散策をすることも可能です。
本サービスは、2021年10月からすでに東京都限定で先行して提供されており、一般の利用者の投稿に加え、さまざまな専門家やクラウドワーカーである「Loupeマスター」にも“小ネタ”の収集と投稿を依頼することで、東京都のあらゆる魅力が発見され、周知されています。
なお、2月18日(金)時点では、iOSのみに対応しています。

【生活する地域でのQOLの向上を目指す】
コロナ禍の移動制限により、近場への外出が増えた人も多いでしょう。
これまでは気づかなかったような地元のスポットやお店を見つけた人もいるかもしれません。
Loupeは、生活する地域でのQOL(Quality Of Life)の向上を目指しています。
あなたのまちの“とっておき”を見つけ、共有してみてはいかがでしょうか。

【これからに繋がるものとして】
この話題を見たときに、私は地域に目が向くことで得られることが結構あるのではないかと感じました。
ひとつめは、新しい情報が次々に書き換えられていくことです。
地域に根ざした、地域の方々が発信する情報であることから、雑誌やネットで得た情報よりも新しい情報が得られる可能性が高まります。
残念ながらコロナ禍により閉店をしてしまうお店の情報や、特に行きつけのお店が故に常連さんしか知らない未来の情報(例えば◯月◯日に××に2号店がオープン)といった情報をキャッチできることが考えられます。
ふたつめは、インバウンドの方々のSNSの情報共有で、日本人では考えつかなかった場所が大変な人気となったことがありましたが、それと似たことが起こるかも知れないと言うことです。
小ネタであるために今までは日の目を見なかった情報が、ひょんなことから火がついて人気が出るかも知れません。
バスに乗って集団で観光をしたりせず、自分自身で自由気ままに「Loupe」というアプリを使ってウオーキングを楽しんでみたり、そこで撮った写真をSNSにアップしてみたりと楽しみ方も色々と出てくるのではないでしょうか。
首都圏の地域ネタではありますが、他の地域から観光に来る方たちにとっては、型にはまらない観光も一興と言えると思います。
こちらの方は生活する地域でのQOLの向上ではなく、人生の質になるQOLかも知れませんね。
いずれにしても、それぞれの方々のQOL向上に役立つアプリと言えるので、出来るだけ早く全国展開をしていただき、地域でのQOL向上とともに地域の活性化にも一役買っていただければありがたいなあと思うばかりです。

最後になりましたが、3月6日に開催したQOLジャパンのキックオフイベント『QOLって多様性そのもの 人生100年時代を「より良く生きる」方法』にご参加をいただいた皆様方、どうもありがとうございました。
これからも、一般社団法人クオリティ・オブ・ライフ推進機構へのご支援を賜りますよう、よろしくお願いいたします。

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