人間関係リセット症候群になりやすい人は?

さて、第1回では「人間関係リセット症候群」の人は、共通して突然今の人間関係をリセットさせるための行動をおこす傾向があることがわかりました。

では、どういった人が「人間関係リセット症候群」になりやすいのでしょうか?
第2回では、「人間関係リセット症候群」になりやすい人の7つの特徴を詳しくご紹介していきます。

7つの特徴とは以下の項目です。
・相談できる相手があまりいない
・ひとり行動が好き
・ネガティブ思考
・ストレスを抱えやすい
・完璧主義
・生活習慣が乱れている
・めんどくさがり
以上の7つです。それではさっそくみていきましょう!

1 相談できる相手があまりいない
「人に相談するのが苦手」「相談できる相手がいない」といった人は、「人間関係リセット症候群」になりやすいでしょう。
人に相談できない心理には、人に嫌われたくない、傷つきたくないといった心理が働くからです。
また、「以前親しい人に相談して裏切られた」など、何かしらのネガティブな経験から「人間関係リセット症候群」になってしまう人もいると言えるでしょう。

2 ひとり行動が好き
ひとり行動が好きな人も、「人間関係リセット症候群」になりやすいタイプです。
単独行動を好む人の多くは、マイペースに行動することを好む傾向があります。
そのため、他人と関わる時間が増えれば増えるほど、ひとりでいる時間を求めるようになってしまうのでしょう。
このような人は人間関係を面倒に思いやすいことから、「人間関係リセット症候群」にありがちな行動を突然起こしてしまうのかもしれません。

3 ネガティブ思考
常にネガティブ思考になりがちな人も、「人間関係リセット症候群」の症状が出やすいと言えます。
ネガティブ思考に陥ってしまうと、どうしても自分への自信がなくなってしまうもの。
自分に自信がなくなることで、さまざまなことに対して不満をためやすくなってしまいます。
不満に対してストレスを感じてしまい、自己防衛のために他人との連絡を断ち切ってしまう人もいるでしょう。

4 ストレスを抱えやすい
ストレスを抱えやすい性格の人も、「人間関係リセット症候群」になりやすいです。
「本当は行きたくないのに、誘いを断れない」といった、口下手な人も突然音信不通という極端な行動をとってしまう傾向があります。
また、『優柔不断』『繊細』『優しすぎる』『人の目が気になる』『コミュニケーションが苦手』などといった傾向のストレスをためやすい性格の人も、極度なストレスから逃れるために「人間関係リセット症候群」となりやすいでしょう。

5 完璧主義
「完璧じゃないと納得がいかない」「他人にも完璧でいてほしい」といったような完璧主義な性格の人も、「人間関係リセット症候群」になりやすいといえます。
完璧主義な性格の人は、他人に対しても理想を求める傾向があります。
たとえば、恋人に対しても理想通りの関係性を求めることがあるでしょう。
しかし、実際にはそううまくいくものではありませんよね。
理想と現実のギャップに耐えられずに、他人との関係を断ち切りたいと考えてしまうことがあるのでしょう。

6 生活習慣が乱れている
生活習慣が乱れている人も、「人間関係リセット症候群」になりやすい傾向があります。
生活習慣とは私たちが思っているよりも、心身に大きな影響を与えるもの。
たとえば寝不足が続くと疲れやすくなって、日中にイライラしてしまうことが増えた経験がある人も多いのではありませんか?
このように、不規則な生活が続き疲れがたまると、普段よりもネガティブ思考になりより悪循環に陥りやすくなります。
気分が落ち込んだり、何もかも嫌になってしまったときこそ生活習慣の見直しをおこなってみましょう。

7 めんどくさがり
「人付き合いがめんどくさい」
「誰かと毎日連絡をとるのがめんどくさい」
といった、めんどくさがりの人も、「人間関係リセット症候群」になりやすいといえます。
めんどくさがりな性格の人にとっては、プライベートな時間まで誰かとつながっている状況にストレスを感じてしまうことが多いものです。
他人に無理して気を遣って疲れてしまうくらいなら、多少孤立した方がいいと考える人も少なくないでしょう。
めんどくさがりな人にとっては、急に連絡を途切れさせたり音信不通にないと考える人も少なくないでしょう。

ここまで第2回として「人間関係リセット症候群」になりやすい人の7つの特徴を詳しく説明しました。
以上のように具体的な特徴が理解できれば状況把握が素早くできますし、対処方法に関してもいち早く最善の方法をとれることになります。

それでは、次回は「人間関係リセット症候群」になりやすい人の原因について探っていくといたしましょう。